「 大吟醸は、やめました〜 」なら驚きませんが… ☆ 「 本醸造は、やめましたー 」にはまだまだ驚かされます!( 蔵元の英断に拍手 )
2017年 02月 10日
またまた 積もりそうな勢いで雪が降ってきました…雨と雪が交互にやってくるので、「 今年は雪が多いの?少ないの? 」と、はっきりしない年です…兎に角、程々でお願いします。
定休日明けということもあってか
昨日は朝からお荷物がどっさり
そんな中に「 松の司 産土 ( うぶすな ) 」がありました。
滋賀県の松瀬酒造さんが、満を辞して発売にこぎつけた「 等外米を使っているので、純米酒表示は出来ないけれど、純米仕込みをした普通酒 」です。
この「 産土 」を発売することで、これまで地元で出荷していた「 アル添 本醸造 」の生産をやめたそうです…ある一定の揺るぎない比重があったであろう本醸造の製造をやめて、1番お手軽な価格帯( ボトムレンジ )を「 純米仕込 」のお酒に変更することには並々ならぬご努力があったことが容易に予想がつきます…時代の流れとはいえ、大英断で産まれたお酒が「 産土 」です!
昨日早速、先ずは「 冷やした状態 」で呑んでみましたが、大人しい吟醸香とつるんとした口当たりでなかなか…ちょっと温度が上がるだけでも円やかさが違います。
「 でも、冷たいと、ちょっと軽過ぎるような気がする… 」と、ごもっともな感想がでましたのでw
熱〜くしてみましたら…これがこれが正直なかなか…「 お燗にしたら( ヘナヘナ、ぺらぺら)すっきりになってしまう 」軽い酒ではなくて、太くはないまでも 芯はしっかりとした旨酒へ!
2000円そこそこの価格帯でこんな純米酒が出てくる…同じ蔵の2500円、3000円には、価格のそれを上回ってお客様の口を満足・納得させてくれる膨らみや切れがあるので構わないんです…棲み分けがしっかり出来ている蔵だからこそともいえますが、凄い時代です。
それでは本日も、どうぞよろしくお願い致します。
源八